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西岡裕芳(にしおか ひろよし) 牧師 1966年6月 高知県に生まれる。 |
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学校を卒業して間もなく、東京で会社員として働いていたことがあります。学生時代の終わり近く聖書と出会いキリスト者となった私が、大都会東京で寄る辺なき身を寄せたのは信濃町教会でした。日曜日ごとに礼拝を通
して与えられる御言葉の糧に養われ、信仰の仲間との交わりに支えられて、どうにか日々を過ごすことができたことを、有り難くも懐かしく思い起こします。 街には、色とりどりの光があふれかえっています。しかし、街が光であふれればあふれるほど、わたしたちの心の闇は深まりゆくばかりであるように思います。そのような中にあって、教会は人生の道しるべとなる光をかかげているところです。 教会のかかげる光は、決して大きく輝かしい光ではありません。小さくかすかな、ともしびのような光です。それは、「わたしは世の光である。」(ヨハネによる福音書8章12節)と言われるイエスが与えてくださった光だからです。イエスは、病に伏し、差別 され、悩み、痛み、苦しむ人々と共に歩みました。その行き着く先には、自らに苦しみを背負って死ぬ ところの十字架がありました。世の輝かしいものに目を奪われるならば、このイエスの歩みに光を見い出すことはできないでしょう。けれども、道に行き悩むものにとっては、イエスの存在そのものが希望の光であるのです。このイエスの光を教会は放ち続けています。 イエスはまた「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」(マタイによる福音書11章28節)と語りました。どうぞ教会においでください。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。 |
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