《説教題：出会いを生きる》
《聖書箇所：イザヤ書５８章６～１１節／マタイによる福音書２５章３１～４０節》

≪ショートメッセージ≫

▼人生は様々な出会いに満ちています。どのような人と出会い、どのような交流を生み出していくのか。生きていく上でとても大きな影響を与える出会いもあり、掛け替えのない存在となることもあります。
▼また、出会いは現在形だけの出来事ばかりでもありません。時を超えて豊かな出会いが生まれることも知っています。私たちは聖書を通して、神と出会い、主イエス・キリストと出会うことを信じ、そのことを共有してきました。主イエスとの出会いは、私たちの日常を別な視点で見つめ直すことにも繋がってきます。
▼21世紀を迎えたこの世界は、とても大きな危機の只中にあります。戦争が続いており、核兵器使用への危惧が語られています。地球環境の激変は、地球沸騰の時代に突入したとも言われています。子どもたちの未来はどうなるのでしょうか。そして「コロナ」による分断と孤立、怖れと不安は今も社会の中に潜在化して存在しています。
▼このような時代にあって、私たちは主イエスとの出会いによって、改めて人と人とが出会い、結びつき繋がって、共に歩み続けることができるのかを考えてみたいと思います。主イエスは「共におられる神」としてこの世界に来られたからです。

《太田春夫（おおたはるお）》
1952年12月29日生。日本基督教団遠野教会、釜石大渡教会、新生釜石教会、千代田教会、須賀川教会 を歴任、 また、幼稚園園長・学校法人理事長等を歴任。 2023年3月より隠退教師。青山学院大学神学科卒業・農村伝道神学校継続教育コース修了、立教大学大学院組織神学専攻博士課程前期課程修了。