《説教題:今日を生きる》
《聖書箇所:申命記10章12~13節/マタイによる福音書6章25~34節》
ショートメッセージ
▼わたしたちはいつも悩んでいます。 職場や学校で常にプレッシャーを感じ、失敗を恐れています。 家族のことでは心配が絶えません。 友人や同僚たちとの人間関係もやっかいです。 経済的な不安もありますし、健康面でも気になることがあります。 ですから事あるごとに、「どうしよう、どうしよう」と右往左往します。 夜眠れなくなったり、勉強や仕事に集中できなくなったりすることもめずらしくありません。 「これからどうなってしまうのだろう」と恐くなったり、 「あの時、あれをしておけばよかった」と延々と後悔したり…。
▼キリストは、そのようなわたしたちのことをよくご存じです。 だから語りかけてくださいます、「思い悩むな」と。 それも繰り返しおっしゃるのです、「思い悩むな」と。 しかしそれは、単なる人生訓や一般論ではありません。 なぜならキリストは、神の御子でありながら人となってくださり、 この世のあらゆる苦しみをご自身で引き受けてくださった方だからです。 キリストは、わたしたちの悩みや労苦を身をもって知っておられるのです。 その方がわたしたち一人ひとりに「思い悩むな」と語り掛けてくださっています。 それは、わたちたちの命をいきいきとさせるためです。 キリストの言葉にはそれを実現する力があるのです。
《プロフィール:久保島 理惠(くぼしまりえ)》
1969年、東京都生まれ
1997年3月 東京神学大学修士課程修了 2014年4月 東大宮教会牧師
《好きな聖句》ローマの信徒への手紙8章28節
神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、 万事が益となるように共に働くということを、私たちは知っています。
|